介護職初心者に必要な心構えとは?
学ぼう!介護職の心構え
持っておくべき心構え
介護職で働いていると、利用者とのかかわりのなかで密接な関係になることが多く、どのような心構えで働いたらよいのかわからなくなるという人が多いようです。就職する前に、これから必要になる心構えをしっかり知っておくことはとても大切です。介護業界に飛び込んだ後、困難に直面した際、この心構えを知っておくと乗り越えやすくなります。では、どんな心構えが必要なのでしょうか。
まず、自分が介護職員として仕事をしていくうえで、自分なりの信念を持ち仕事をすることが大切です。介護職は、精神的にも身体的にもストレスがかかる仕事です。世間的に評価も高くなく、給料もよい仕事ではありません。仕事を続けていくなかで、介護に対する自分なりの信念を持つことで、働くうえでの活力になります。
信念を持って仕事をしていると、自分を支えてくれたり、ストレスがかかる場面で自分を奮い立たせてくれたりもします。もちろんそれだけでなく、職場の同僚や先輩などに支えられる場合も多々あります。しかし、介護職に対する自分なりの信念があることが最後の支えになるのです。
そして、日頃からその信念をもとに働くことも重要です。介護職で働こうと思った理由や介護利用者にどのように接し
てどのようなサービスを提供したいのかを考えてみましょう。介護の仕事をしていくうちに日々の疲れから信念を忘れ、作業的に仕事をしていないかも気にしてみましょう。たまに、最近の自分の仕事を思い返して、信念にそって働けているのかと振り返ってみるのも必要です。
そして、学び続ける姿勢も必要です。ぜひ、成長したいという気持ちを持ち続けてください。技術や道具は日々進化をしています。自分の勤務している施設に関すること、介護技術や介護保険のこと、現在の介護業界について、新しい資格についてなど、学ぶことはたくさんありますので、積極的に学び続けましょう。
介護される側の立場で考える
介護職にかかわるうえで最も大事なことのひとつ「介護される側の気持ちになってみること」があります。毎日同じ作業ばかりで飽きてしまったり、細かいところにまで気配りができなくなってしまったりということがあります。経験を重ねていくうちに任される仕事も多くなり、つい忘れがちですが、利用者の気持ちを考えサービスを提供していく心構えが大切になってくるのです。
しかし、人の体調や感情は変化するものです。今日は上手くいった対応も、次の日には利用者の気分を害してしまうこともあります。よりよいサービスの提供はもちろんですが、仕事に完璧を求め過ぎない臨機応変さも心構えとして必要です。